逆流性食道炎とは、胃の内容物や胃酸が食道へ逆流することで食道の粘膜に炎症が生じる疾患です。正式には「胃食道逆流症(GERD:Gastroesophageal Reflux Disease)」と呼ばれ、その中でも内視鏡検査で食道粘膜のただれや潰瘍が確認されるものを「逆流性食道炎」と診断します。
食道・胃・十二指腸の疾患
食道・胃・十二指腸の疾患
逆流性食道炎とは、胃の内容物や胃酸が食道へ逆流することで食道の粘膜に炎症が生じる疾患です。正式には「胃食道逆流症(GERD:Gastroesophageal Reflux Disease)」と呼ばれ、その中でも内視鏡検査で食道粘膜のただれや潰瘍が確認されるものを「逆流性食道炎」と診断します。
バレット食道とは、食道と胃の境界部(食道胃接合部)付近の食道粘膜が、慢性的な胃酸の逆流によって変化し、本来の食道粘膜(扁平上皮)とは異なる胃や腸に似た組織(円柱上皮)に置き換わった状態をいいます。1950年代にイギリスの外科医ノーマン・バレットによって報告されたことからこの名称がつきました。
好酸球性食道炎とは、食道の粘膜に「好酸球」と呼ばれる免疫細胞が異常に集まり、慢性的な炎症を引き起こす疾患です。好酸球はもともとアレルギー反応や寄生虫感染に対して働く白血球の一種ですが、健康な状態では食道にはほとんど存在しません。何らかの免疫異常により食道に好酸球が集積することで、飲み込みにくさや胸のつかえ感などの症状が現れます。
食道がんとは、食道(のどと胃をつなぐ約25cmの管状の臓器)の粘膜から発生する悪性腫瘍です。日本では年間約2万人以上が新たに診断されるとされており、男性に多く、女性の約5〜6倍の頻度で発症すると言われています。食道がんには主に2つの種類があります。
機能性ディスペプシア(Functional Dyspepsia:FD)とは、胃カメラ検査や血液検査などで潰瘍・がん・炎症といった器質的な異常が見つからないにもかかわらず、みぞおちの痛みや食後の胃もたれなどの症状が慢性的に続く疾患です。「機能性」という言葉は、臓器の構造には異常がないのに、働き(機能)に問題が生じている状態を指します。
胃炎とは、胃の粘膜に炎症が生じた状態の総称です。発症のしかたによって「急性胃炎」と「慢性胃炎」の2種類に大別されます。急性胃炎は、過度の飲酒・暴飲暴食・薬剤・強いストレスなどをきっかけに胃の粘膜が急激に炎症を起こした状態です。突然の腹痛・吐き気・嘔吐などの症状があらわれますが、多くの場合は原因を取り除くことで数日以内に改善が期待できます。
胃ポリープとは、胃の粘膜の一部が盛り上がって胃の内腔側に突出した状態の総称です。「ポリープ」という言葉はギリシャ語で「多くの足を持つもの」を意味し、粘膜が隆起してキノコ状や半球状に膨らんだものを指します。胃ポリープそのものは良性のものがほとんどであり、多くは無症状で、健康診断のバリウム検査や胃カメラ検査で偶然発見されます。
胃・十二指腸潰瘍とは、胃や十二指腸(胃の出口に続く消化管の一部)の粘膜が深くえぐれてしまった状態のことをいいます。健康な状態では、胃の粘膜は胃酸から自分自身を守る防御機能を持っています。しかし、この防御機能が低下したり、胃酸の分泌が過剰になったりすると、粘膜が傷つき潰瘍へと進行します。
胃がんとは、胃の内側を覆う粘膜の細胞が何らかの原因で異常増殖し、悪性腫瘍となった状態をいいます。日本人に多いがんのひとつであり、特に男性では罹患率が高いとされています。年齢別では50代以降から増加する傾向があり、早期発見・早期治療が予後を大きく左右する疾患です。
ピロリ菌とは、正式名称をヘリコバクター・ピロリといい、胃の粘膜に住みつく細菌のことです。強い酸性環境である胃の中で生き続けることができる特殊な細菌で、ウレアーゼという酵素を使って周囲の尿素をアンモニアに分解し、酸を中和することで生息しています。
アニサキスとは、魚介類に寄生する寄生虫の一種です。正式には「アニサキス属線虫」と呼ばれ、成虫はクジラやイルカなどの海洋哺乳類の胃に寄生しています。その排泄物とともに海中に放出された卵が孵化し、オキアミなどの小型甲殻類を経由してサバ・アジ・イカ・サーモンなどの魚介類に幼虫として寄生します。
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