肝炎とは、肝臓に炎症が起きた状態のことです。肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれており、少々ダメージを受けても自覚症状が出にくいという特徴があります。そのため、気づかないうちに炎症が進行し、慢性肝炎・肝硬変(かんこうへん 肝臓が硬くなってしまった状態)・肝臓がんへと悪化してしまうケースが少なくありません。
肝臓の疾患
肝臓の疾患
肝炎とは、肝臓に炎症が起きた状態のことです。肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれており、少々ダメージを受けても自覚症状が出にくいという特徴があります。そのため、気づかないうちに炎症が進行し、慢性肝炎・肝硬変(かんこうへん 肝臓が硬くなってしまった状態)・肝臓がんへと悪化してしまうケースが少なくありません。
MASLD(マスルド)とは、「Metabolic dysfunction-Associated Steatotic Liver Disease」の略で、日本語では「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患」と呼びます。簡単に言うと、肝臓に脂肪が過剰にたまってしまった状態、いわゆる「脂肪肝」のことです。
自己免疫性肝炎とは、本来であれば細菌やウイルスなどの外敵から体を守るはずの免疫システムが、誤って自分自身の肝臓の細胞を攻撃してしまうことで、慢性的な炎症が起きる病気です。「自己免疫」とは、免疫が自分自身に向かってしまう状態のことを指します。
原発性胆汁性胆管炎(PBC:Primary Biliary Cholangitis)とは、肝臓の中にある細い胆管(たんかん)が、免疫の誤作動によって慢性的に炎症を起こし、少しずつ破壊されていく病気です。胆管とは、肝臓で作られた胆汁(消化を助ける液体)を十二指腸へ運ぶための管のことです。
脂肪性肝疾患とは、肝臓に過剰な中性脂肪がたまることで起こる肝臓の病気の総称です。肝臓全体の5%以上に脂肪が蓄積した状態を「脂肪肝」といい、その原因によって大きく2種類に分けられます。ひとつはアルコール性脂肪性肝疾患(ALD)で、長期間にわたる過剰な飲酒が原因で起こります。
薬剤性肝障害とは、薬や健康食品・サプリメントなどを摂取したことが原因で、肝臓にダメージが生じた状態のことです。「薬を飲んでいたら肝臓が悪くなった」という状態が、これにあたります。「薬は体を治すためのものなのに、なぜ肝臓を傷めるの?」と思われる方も多いかもしれません。肝臓は体内に入ったものを分解・処理する「解毒」の役割を担っています。
肝硬変とは、さまざまな原因による慢性的な肝臓の炎症が長年にわたって続いた結果、肝臓の正常な細胞が繰り返し傷つき、線維組織(コラーゲンなどの硬い組織)に置き換わることで、肝臓全体が硬く変性してしまった状態のことです。健康な肝臓はやわらかく、傷ついてもある程度自分で修復する力を持っています。
肝臓の腫瘍とは大きく分けて「良性腫瘍」と「悪性腫瘍(がん)」があり、その種類によって経過・治療方針が大きく異なります。肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれており、腫瘍ができていても自覚症状が出にくいのが特徴です。健康診断の腹部超音波検査(エコー検査)やCT検査で偶然発見されるケースがほとんどです。
TOP